Uさんのお家のお片付けビフォーアフターをご紹介しています。
(ブログ掲載OKをいただいています)
記事一覧はこちら beforeafter やっとSOSが出せた!頼みの綱は“美しい暮らしの空間アドバイザー”
Uさんは高校生の息子さんと二人暮らし。
2LDKのマンションにお住まいです。
今日は、片付けの始まりの様子をお伝えします。
部屋割り
お片付けを始める前に必ず決めること。
【誰がどの部屋を使うのか】
【部屋割り】
Uさん宅の場合は、お二人暮らしで個室が2つ。
造り付けの収納スペースやお持ちの物の量を考えると、現状と同じ部屋の使い方に決まりました。
1部屋が子供部屋、1部屋がUさんの寝室です。
ここは、問題なくスムーズでした。
依頼することに決めたけれど💦
Uさんは
片付けを依頼するなら安東先生のところのアドバイザー、
“美しい暮らしの空間アドバイザー”しかいない!
と信頼してご依頼くださいました。
が、
その反面、
家の中を見られるのが本当に本当に恥ずかしい
見ないと始まらないことはわかっているけれど、やっぱり見られたくない
そういうお気持ちがしばらくは消えないご様子でした。
私(風穴)は、事前にお写真で家の中は拝見しているのですけれども……
実際に人に見られることに対してかなり抵抗があったようです。
ご病気のこともありますし、
お片付けはUさんのお気持ちを確認しながら慎重に進めました。
片付けが終わった後にUさんはこんなことをおっしゃっていました。
でも、頭ではわかっていても、
やっぱり 色々な物が日の目にさらされることに抵抗があって
これは片付けには必要なことなんだ、
そうだ、
だからやるんだ、
大丈夫、
と 自分で納得して、段階を踏んで進むことが必要だったと思います。
本当は自分でやらなければならないことなのに、とか
自分が頑張ればもっと片付けは進むはずだけれど、とか
出来ない自分に嫌気がさしたり、落ち込んだり、
いろいろな葛藤があったとお聞きしました。
お片付け中も笑いがたえない、明るいUさんですが
やはり、十数年の間かかえてきたものがすぐに消え去るわけではないですよね。
さて、Uさん宅のお片付けは、このように始まりました↓
“リビング収納”という名前なのですが……
Uさんのお家にある造り付けの収納(家の中にもともと付いている収納スペース)は、
寝室のクローゼット、廊下の物入れ、リビングにある広い収納です。
安東流の片付けの順番では、家の中で最初に片付ける場所は 納戸。
(この動画は基本中の基本です♪必ずご覧くださいね!)
Uさんのお家の納戸にあたるスペースは
廊下の物入れ、そしてリビング収納です。
リビングにあるので リビング収納と呼んだ方がいいのだと思いますが
実質は折れ戸の付いた押入れです。
奥行きがたっぷりあり、天井までの収納があり、色々な物が詰め込まれていました。
Uさんのお家では、このリビングの押入れ収納が 勝負!! となるのは間違いありません。
BEFORE リビング収納(押入れ)
片付け始めの頃、Uさんがこんなことをおっしゃっていました。
タイトルは
「扉が開かない家」
ですよね、、、
確かに……
収納の前に物が置いてあって、扉の開けられない場所がたくさんありました。
押入れ1間半。大容量のスペースです。キッチリ使いこなしたいですね!
まずは中の物を出して見てみましょう。
押入れの片付けの順番は、天袋から!
Uさんのお家では、天井に近い上の段から、です。
靴、靴、靴……
Uさんのお家には、私(風穴)と高玉まどかアドバイザーの2人で伺いました。
高玉アドバイザーが脚立に乗って、押入れの中の物を全部出し、
私が受け取ってリビングに並べていきます!
あとからあとから出てきたのは靴の箱でした。
でも、空き箱ばかりですよ
予定では空き箱ばかりのはずだったのですが😅
実際には、箱の半分くらいに靴が入っていました。
Uさんもすっかり忘れていたそうです。
もう長年 目にすることのなかった靴でしたのでUさんの決断は早かった。
処分、処分、処分……とドンドン決めていきました。
ただ、残したい、売りたい、という物もかなりありました。
その靴は玄関に持って行けるかというとそれはできず……
なぜなら玄関の靴箱は満杯で、
更に、Uさんの寝室にもまだまだ靴があるからです。
リビングの押入れから出した靴は、ひとまずリビングに保管することにしました。
布団、布団、布団……
押入れの中段にあったのは主に掛布団です。
これで家の中の布団は全部でしょうか?
寝室に保管してあるものがあるんです。
押入れに入れたくても入らなくて、、、
寝室が片付いたら使いたいと思っている布団もあって、、、
あ、それから、
譲ることが決まっている布団もあって、、、
Uさんは
これは〇〇に使いたい、
この場所で使いたい
そういう構想がご自分の中でかなりハッキリ出来上がっていらっしゃいました。
ただ、それを実現するためには、
あっちの物をこっちに動かして、
こっちを処分してからあっちを持ってきて、、、、、、などなど
様々な工程?を経ないとたどり着けません。
まだ片付けは始まったばかり。
家全体の布団がどうなっていくか考えないと答えは見えてきません。
Uさんに、寝室にある布団(確か、敷布団だったような気がします……記憶が飛んでいます😓)をリビングに運んできてもらいました。
そして、リビングにあった布団と合わせて、布団がどれくらいあるのか「見える」ように押入れに入れました。
リビング押入れ 途中経過
途中経過では余裕がありそうな押入れの中ですが、この後どんどん、ここに入れたい物が出てきます(;^ω^)
思い出のもの……
押入れ下段からは、思い出の品がたくさん出てきました。
これは、たぶん思い出の物だな~というものが他にもたくさん。
家の中のあちこちにありました。
部屋がきれいになったら素敵なものを飾りたいです、、、
でも、今はムリで……😭
そこで頭の中が思考停止してしまうんですよね、、、
「これは、大事なもの」ということまではわかるのだけれど、
その後どうしたらよいかわからない💦
というのは本当によく聞く話です!
でもそんなに心配しなくても大丈夫。
思い出の品は、今後も家のあちこちから出てくることが予想されますので、まずは集めます。
思い出の物……はやまってポイポイ処分しないで、片付けの最後に心を落ち着けて選んでみると
きっと自分に納得のいく選択ができると思います。
二度と手に入らない物の処分は慎重に!ですね。
Uさんのお家の片付けを思い返してみると
特に片付け始めの頃は
こんがらがった糸を一本一本ほぐして、まっすぐ並べ直していった時間だったな~と感じます。
家の中の物が整理されていって少しずつ秩序が見えてくると
Uさんの気持ちもだんだんほぐれていったような、そんな気がします。
リビングの押入れ、次回に続きます。
コメント
コメント一覧 (2件)
はじめまして。
Uさんの思いが 本当に伝わってきました。
勇気をだして 一歩を踏み出されたのですね。
こんにちは。コメントありがとうございます。
はい、本当に、、、Uさんが一歩を踏み出すまでがどれほど苦しかったか、私には想像もつかないほどです。
タイトルに“SOSが出せた”と入れましたが、大げさではなくそのように感じることが多かったお片付けでした。