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十年後の私の慰めになった思い出箱の話

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今日は私の昔の思い出が詰まった「思い出箱」にまつわる話です。




母方の祖父母の顔はよく覚えていない、見たことがないという我が家の子供たち。
私の母の命日に
「私のお母さん、つまりあなたたちのおばあちゃんは、こんな人でね……」
と話をしてみてもピンとこないと言われます。
「顔も見たことがないから、どんな人かわからないよ💦」
確かに、そうですよね。

私自身が、母が亡くなった後に母の手紙やら写真やらを取り出して見るのがつらくて
10年くらい手つかずでしたが、今年の春にやっと……
整理しようという気持ちになって思い出箱に詰めました。

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思い出のものに手をつけたら…時間が止まったような連休の真ん中でした わかっているんです。でも。でも。、、、その繰り返し😅思い出整理は時間がかかりました

ひとまず形を整えて整理したことで自分の気持ちがとても軽くなりました。
やるべきことをちゃんとやり遂げるとホッとするものなんですね。

そしてその後、子供と一緒に思い出箱をあけて中を取り出して眺めました。




おばあちゃんはとにかく心配性でね……一人暮らしの娘がひもじくないかと心配して色々な荷物を送って来たよ。
荷物を送った紙が、こんなにたくさん、束になっているんだよ~。

思い出箱

 

子供が生まれた時には、通帳を作って将来のためにせっせと貯金してくれていたよ。

郵便貯金通帳
郵便貯金通帳

捨てたつもりだったのに、おばあちゃんが取っておいてくれたんだね……懐かしい……
高校の修学旅行に行った時、友達と寄せ書きしたんだよね……

思い出の寄せ書き


箱を開くと次から次へと思い出の紙が飛び出してきて、
それを見ながら子供たちに母の話をすることで、私の気持ちはとても慰められました。
辛いとか悲しいとかではなく、穏やかな気持ちで話ができました。

母が私のために残しておいてくれた思い出の紙、紙、紙。

母が亡くなった後に、娘である私がそれをまた受け継いで残しておきました。

そして10年以上たった今になって、
思い出の紙を手に取って眺めることで
私は子供たち(私の母からみると孫たちですね)に思い出を語ることができ、

孫である子供たちは母親や祖父母の生きてきた時代を想像して、自分たちのルーツに想いを馳せることができたわけです。

この古びた紙の束は、時間がたって、私にとってはかけがえのない宝物になりました。
子供たちに思い出箱の中を見せながら昔の話をできる幸せを噛みしめました。

安東先生の2013年3月22日付ブログ記事
いつの日か、誰かの慰めになる‥

ブログ読者の方のコメントが紹介されています。
私は……何度読んでもこの記事にジーーーンときます。なんというかとっても大事なことがここに書かれている気がするんですよね……。

これを読んだ当時、私はアドバイザーではありませんでしたが、ずっとずっと心に残っていて折に触れ思い出していました。
今はアドバイザーの仕事をするようになり、「書類整理セミナー」を開催しています。最近はセミナーの中でもこの記事や思い出の書類についてお話しすることが増えました。

セミナーを受講されたり、私のブログを読んだりした方が
「二度と手に入らない宝物は、大切に残しておこう」
「思い出の書類のこと、もう少しよく考えてみよう」
そんなふうに感じてもらえたらいいな~と思いながら今日の記事を書いています。




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じっくり眺めて、手を動かして、分類してみてくださいね!
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